2023年11月30日木曜日

ひどい教員だった

 最後に組んだ人は本当にひどい教員だった。

行動面と結果だけで見れば、体罰虐待教員だった。


子どもの問題行動の原因が自分にあることに全く気付かない。

そもそも特別支援教育に興味がないのに、普通校から特別支援学校に鞍替えしてきていた。

小学校で教員をしてきている場合、普通は子どもが興味を持つような遊びであったり指導がそれなりにできるはずなのに、本当に素人のようで何もできなかった。

本人は言わなかったが、小学校では特別支援学級を受け持っていたようなのに、特別支援について何も知らなかった。

知識や技術の不足だけなら気持ちがあれば成長もしていけるが、気持ちもないとどうしようもない。

例えば

・子どものトイレ指導にiPadを持ち込んで見ている。

・授業中もテレビ画面を見せている時にiPadを見ている。

 (一番後ろの背後を通られないような場所で音を消して見ている)

・バスから降りない子どもの対応中もiPadを持ち込んでずっと自分で見ている。

 (持って行かないように言うとリュックに入れて持ち込むようになった)

・子どもが帰った後の休憩中も学校のiPadでYouTubeを見ている。

 (シークレットモードで履歴が残らないようにしている)


指導ができないのももちろん。

・トイレ指導ができない。

 (結果ではなくPDCAサイクルで考えられない。「トイレ指導も」と言うべきか)

・その子どもに合った適切な教材がわからない。

 (時刻や時間がわからない子に文字のタイマー使って怒っても。。)

・子どもが言うことを聞かないと聞くまで脅す。

 (結果子どもが耐えられず大泣きして飛び出したり机を倒したりする)

・問題行動があると力で押さえつけ服従させる。

 (結果子どもから嫌われさらに大きな問題行動につながる)

・一方的に約束をさせてできないと、好きな給食を取り上げて食べさせない。

 (子どもは不満だけが残り問題行動がエスカレート)

・個別の指導計画も未熟で無意味

 (読み合わせをしない。目標も評価も実態に則していない)


倫理的にも

・職員室の机上で出勤後すぐにスマホの充電

 (程度の問題ではあるが)

・過剰な休暇
 (溶連菌で1週間とか。休日の前後休みが多く3連休4連休当たり前。微熱とか)

・指導の名の下子どもに怪我をさせ、前年度から毎日身体チェック表を課されていた。

 (見えない所でやる。その人が一人で対応した後によく傷がついていたが認めない)

・問題があっても苦手な保護者に連絡しない。

 (絶対にしない。何度言ってもしない)

・証拠がないと、空気を吸うように嘘をつく。

 (自分でも自分に都合よく記憶を変えているとしか思えない)

・胸が大きい女子児童が密着してくる状況を作ったり、ピッタリした服の胸にワッペンをつけたりする。

 (私が教室を空けた隙に付けていた)

・指摘されるのが大嫌い

 (能力もないのに、言われたことをやる気もない)


保護者も諦めていたようだが、もし訴えるとなれば私は保護者側の証人として証言する。

私が今まで関わってきた教員の中で突出して毒教員だった。

「できない、やる気がない」だけならまだしも「害」が大きすぎた。


特別支援学校は少人数クラスなので人目につかない場面も多く、問題も公になりづらい。

職員室や大人数のいる場では明るく元気な陽キャとして振る舞っていて周囲も気付かない。


管理職や学部主事に相談しても声はかけていたが、何も変わらなかった。

本当に最悪な教員だった。


2023年8月1日火曜日

教育現場への不満

 特別支援学校を3月で辞めました。

非正規なので辞めたというよりは、厳密には更新しなかったというのが正しいです。

snsで「学校を辞めた人が批判的なことを言わないで欲しい」といった趣旨のことを言っている人がいて、現場で不満もありながら一生懸命踏ん張っている立場の人からしたら、そう言いたくなる気持ちはわからないではありません。

ただ、誰のための場なのか疑問になるようなやり方や、保護者や子どもたちを見下したような態度を目の当たりにしながら、それを指摘できない改善できないのは本当にストレスで、その被害にあっている子どもたちを見ていると胸が痛んで仕方ないのです。

先生方は皆一生懸命で頑張っている人も多く、人間的にも指導力もすごくて尊敬できる人もたくさんいて、そちらの方が大半なのだと思うのですが、本当に特別支援の適性がない人や、やる気のない人が一定数いるのです。私が最後に組んだ人は、誰も見ていないと子どもを力ずくで押さえつけたり、対応しなければいけない場面から逃げ出したり、トイレ介助にスマホやipadを持っていって見ているような人でした。

「特別支援が向いているんじゃないかと言われた」と一般校から流れてきている無能の人もいました(中には一素晴らしい方もいますが)。適性がないというのはどういう点かというと「健常者がしていることを同じようにやらせようとする指導しか知らない人」とでも言ったらいいのでしょうか。

特別支援教育の知識がないと何でもありになってしまうような一面があるのです。目の前の子どもはどういう力を持っていて、何が必要か、どこを伸ばすと本人や周囲が楽に成長していけるようになるのか、そのためにはどういったアプローチが必要か、、、などなど肝の部分を全然考えられない人でも、それなりに形さえ整えていれば子どもの人数も少ないし何とかなってしまうのが現状です。

保護者も「この先生はダメだ」と思っても言えるわけもなく「元気で楽しく通えて良かったです」と本人の成長に全く期待していないケースも横目で見てきました。体裁だけを整えて誰も見ていない場で脅したり不適切な指導したりする教員を誰も止められないのです。

メンタルを病み病休に入る人は良心的な先生です。本当にひどい教員は子どものことなんて考えていません。既得権益を振り翳して権利を主張し、やりたいところだけをやり、偉そうに見えるところだけ出てきます。周囲からの進言を受け入れないし勉強もしない。公務員は一旦採用されるとその後はほとんどやりたい放題です。そういう人に限って福利厚生の理解はピカイチで限界まで制度を使いつくします。一応評価システムはありますが、悪い評価をつけると学校に問題があることになるため、可もなく不可もなくに落ち着きます。

どうしようもない人をどうにもできないのが教育現場です。子どものために保護者のために一緒に成長に向かって取り組んでいくのは楽しくやりがいもあり、再度働きたい気持ちはあるのですが、こういう問題ありの人と働くのがしんどくて二の足を踏んでしまいます。周囲を見渡してもいい先生はたくさんいるのに、どうして私はいつも問題ありな人と組まされるのか。