2023年8月1日火曜日

教育現場への不満

 特別支援学校を3月で辞めました。

非正規なので辞めたというよりは、厳密には更新しなかったというのが正しいです。

snsで「学校を辞めた人が批判的なことを言わないで欲しい」といった趣旨のことを言っている人がいて、現場で不満もありながら一生懸命踏ん張っている立場の人からしたら、そう言いたくなる気持ちはわからないではありません。

ただ、誰のための場なのか疑問になるようなやり方や、保護者や子どもたちを見下したような態度を目の当たりにしながら、それを指摘できない改善できないのは本当にストレスで、その被害にあっている子どもたちを見ていると胸が痛んで仕方ないのです。

先生方は皆一生懸命で頑張っている人も多く、人間的にも指導力もすごくて尊敬できる人もたくさんいて、そちらの方が大半なのだと思うのですが、本当に特別支援の適性がない人や、やる気のない人が一定数いるのです。私が最後に組んだ人は、誰も見ていないと子どもを力ずくで押さえつけたり、対応しなければいけない場面から逃げ出したり、トイレ介助にスマホやipadを持っていって見ているような人でした。

「特別支援が向いているんじゃないかと言われた」と一般校から流れてきている無能の人もいました(中には一素晴らしい方もいますが)。適性がないというのはどういう点かというと「健常者がしていることを同じようにやらせようとする指導しか知らない人」とでも言ったらいいのでしょうか。

特別支援教育の知識がないと何でもありになってしまうような一面があるのです。目の前の子どもはどういう力を持っていて、何が必要か、どこを伸ばすと本人や周囲が楽に成長していけるようになるのか、そのためにはどういったアプローチが必要か、、、などなど肝の部分を全然考えられない人でも、それなりに形さえ整えていれば子どもの人数も少ないし何とかなってしまうのが現状です。

保護者も「この先生はダメだ」と思っても言えるわけもなく「元気で楽しく通えて良かったです」と本人の成長に全く期待していないケースも横目で見てきました。体裁だけを整えて誰も見ていない場で脅したり不適切な指導したりする教員を誰も止められないのです。

メンタルを病み病休に入る人は良心的な先生です。本当にひどい教員は子どものことなんて考えていません。既得権益を振り翳して権利を主張し、やりたいところだけをやり、偉そうに見えるところだけ出てきます。周囲からの進言を受け入れないし勉強もしない。公務員は一旦採用されるとその後はほとんどやりたい放題です。そういう人に限って福利厚生の理解はピカイチで限界まで制度を使いつくします。一応評価システムはありますが、悪い評価をつけると学校に問題があることになるため、可もなく不可もなくに落ち着きます。

どうしようもない人をどうにもできないのが教育現場です。子どものために保護者のために一緒に成長に向かって取り組んでいくのは楽しくやりがいもあり、再度働きたい気持ちはあるのですが、こういう問題ありの人と働くのがしんどくて二の足を踏んでしまいます。周囲を見渡してもいい先生はたくさんいるのに、どうして私はいつも問題ありな人と組まされるのか。


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