2008年10月20日月曜日

ATPランキング自己最高64位

ストックホルムオープンの準決勝進出の100ポイントが
加算されて自己最高の64位。
IMGのチーム錦織の45プロジェクトがもう目前です。
(日本人最高ランキング、松岡修造の45位を超える
というプロジェクト)

何しろ海外が拠点なのでテレビで見られる機会も
少ないし、唯一の試合がないと寂しい限りです。
どこからか錦織の全試合DVDとか発売してくれない
ものでしょうか・・・

錦織選手は人格者だし努力家だし、周りを惹きつける
愛されキャラですが、少し嫌われ度も入れた方が
いいんじゃないかと思います。
あまりに尊敬されたり褒められたりすると
気が抜けなくなりそうなので、このシーズンオフには
是非テニス以外でも楽しんで少し羽目をはずして
ティーンエイジャーらしく拗ねたりかっこつけたり
失敗したりして欲しいところです。

2008年10月18日土曜日

今年の試合は見合わせ

テニス仲間さんのブログに錦織のマネージャーと本人からの
メッセージが掲載されました。

http://newyork.blog.tennis365.net/archives/article/142648.html

ストックホルムの後フロリダに戻り、膝の治療にあてていたそうです。
MRI検査をし重大な怪我ではないことを確認したそうですが、
長期ツアーで毎週違ったサーフェイスでプレーする選手によくある
症状だそうです。
そして今年の試合にはもう出ないという結論を出したようです。

これを聞いて正直安心したファンも多いと思います。
本当はAIGで終わりでも良かったくらいではないかと思います。
本人のやりたいという意欲も大きかったでしょうし、
周りの期待も大きかったのでしょう。
本当に大変だったと傍目から見ていても感じました。

ウインブルドンの前のノッティンガムオープンの時に痛めた
腹筋もウインブルドンまでには完治しないんじゃないかと心配
しましたが、やっぱり駄目だったように一度痛みが出ると
1週間やそこらでは元通りにはならないように思います。
ましてやツアーも最後になって疲労もピークでしょうし。

とにかく良かったです。
また錦織の生き生きとしたプレーが見られるのを楽しみに
来年まで待つことにします。

2008年10月17日金曜日

20日からはスイス

20日からはスイスのバーゼル。

公式サイトは以下
http://www.davidoffswissindoors.ch/index.php

錦織はワイルドカードをもらって本線からの出場。
出場予定選手は以下の通り。

Acasuso Jose(ARG)
Andreev Igor(RUS)
Baghdatis Marcos(CYP)
Berdych Tomas(CZE)
Blake James(USA)
Bohli Stephane (WC)(SUI)
Bolelli Simone(ITA)
Calleri Agustin(ARG)
Del Potro Juan Martin(ARG)
Devilder Nicolas(FRA)
Federer Roger(SUI)
Fish Mardy(USA)
Gonzalez Fernando(CHI)
Granollers Marcel(ESP)
Haas Tommy(GER)
Kiefer Nicolas(GER)
Kohlschreiber Philipp(GER)
Lopez Feliciano(ESP)
Melzer Jurgen(AUS)
Montanes Albert(ESP)
Nalbandian David(ARG)
Nieminen Jarkko(FIN)
Nishikori Kei (WC)(JPN)
Schwank Eduardo(ARG)
Wawrinka Stanislas(SUI)

と、ちょっとすごい。
ドローが気になるところ。

恋は盲目というけれど、私は錦織のプレイに
ノックアウトされ魅了され応援するファンでは
ありますが、盲目的に見ることはできません。

プロがネット上のファンの発言に左右されるようなことは
まずないと思います。
今回、とにかく錦織に対するちょっとした苦言でも
書くべきではない、という意見が思った以上にあると
いうことが驚きでした。

ま、このブログは片手程度の数人が見るか見ないかの
過疎地なので蚊帳の外ですが・・・

あーあ、私もGAORA入りたいなぁ。

2008年10月14日火曜日

ストックホルムオープン敗退

クロアチアのMario Ancic(31位)との3回戦は直前にAncicの棄権で
錦織が準々決勝に勝ち上がりとなりました。
気管支炎と熱だったようです。
そして準々決勝は地元スウェーデンの若手ホープRobin Söderling。
結果は 1-6, 0-6のストレートで完敗でした。
この準々決勝はライブストリーミングで配信され日本でも
かなり綺麗な画質で見ることができました。

この試合の印象は最初からかなり押されておりミスも多く、
ラリーも先にネットにかけてしまう場面が多々ありました。
左右に振られても足があまり動いておらず膝も痛いんだろうと
予想されました。
途中タイムアウトも取らず、負けに向かって一直線でした。
唯一キープした1ゲームでは錦織らしいプレーが見られ、
ここから挽回か?とも思われましたが、次のゲームからは
また一方的に取られてしまいました。

この試合については、調子が悪い中棄権せずに戦い抜いたことを
称える意見と、不甲斐ない試合を続けることへの疑問の意見と
両方あり色々考えさせられました。
私も途中棄権には反対ですが今回の試合については疑問も残りました。

まずは不戦勝となった3回戦後のインタビューで
「自分も棄権しようかと思っていた」と言っていたこと。
私はこの時点で錦織のストックホルムは終わっていたのだと
思います。

US OPENのフェレール戦の次のデルポトロ戦、AIGのロペス戦の次の
ガスケ戦、そして今回のハーバティ戦の次(アンチッチ戦は
含まず)のソーダリン戦、この3試合に共通しているのは
前の試合で激闘を制して勝ち、次の試合で手も足も
出ない内容で完敗している点です。

この流れを見ていると、トーナメントを勝ち上がっても
最後までプレーできる体力気力がないのでは、と思ってしまいます。
相撲のように幕内総当たりのような試合であれば、今の
戦い方でもOKだと思いますが、勝ち上がっていくにつれて
ハードルが上がっていくトーナメントにおいて、途中で力尽きて
しまう現状を見ていると、試合数を減らした方がいいんじゃないかと
余計な心配をしてしまいます。

ただ試合の参戦数は同程度のランクに比べて格段に少なく、
他の選手に比べれば連戦に次ぐ連戦というわけでもなさそう
ですし、錦織が体力がないとは思いません。

体力がついたり、上位選手との対戦を数多く経験することで
解消していくことなのかもしれませんが、現状では調子が
良ければ素晴らしいゲーム、調子がわるければコロリと
負ける一か八かの博打的雰囲気があり、とても不安定です。

あまり同じパターンが続くと3試合までの錦織とか、負の
レッテルが貼られそうですから、「良い試合内容で負ける」
ことが結構大事なのではないかと思います。

2008年10月9日木曜日

ストックホルムオープン2回戦突破

ストックホルムオープンにて、錦織圭が
スロバキアのDominik Hrbatyに6-1、1-6、7-5で
競り勝ちました。
第1セットを見る限り、あまりにもあっさりとポイントを
取っていたので楽勝かもと思っていましたが、第2セットに
なるととたんにサーブも入らなくなり、人が変わったように
あれよあれよという間にこのセットを落としてしまいました。

この不調はもしかしたら数日前からの膝の痛みと風邪の
影響で棄権もあり得るかも・・・と覚悟をするくらい
スコアを見るだけでも調子が悪そうでした。
1セット目の超特急は体調不良のため、早く終わらせるため
だったのかもしれない、とも思いました。

第3セットに入っても、相手は軽くキープ、錦織は
ギリギリでキープという感じで決して先が見えてきたわけ
ではありませんでした。
が、が、が、辛くも5-5にした後第11ゲームの
30-0からなんと連続4ポイントでブレイク。

ここぞ、という時にとてつもない集中力を発揮するあたりが
ファン泣かせというか、もうちょっと前から頑張って欲しい。
心臓によくありません。

錦織って本当は大ピンチとか大逆転とか崖っぷちの
追い詰められた状態が結構好きなんじゃないかと思ったり・・・
厳しい状況になればなるほど燃えるタイプというか。

明日の3回戦は順当にいけばクロアチアのMario Ancic(31位)。
また錦織を応援する楽しみができてうれしい限りです。

余談ですが、ネットで試合中の写真を見た感想。
観戦席のベンチが木製!さすがスウェーデン。
オシャレだわぁ。

2008年10月7日火曜日

ストックホルムオープン1回戦突破

10月4日から12日までスウェーデンのストックホルムで
開催されているストックホルムオープン。

公式サイトは以下。
http://www.ifstockholmopen.se/sv-se/

1回戦で錦織圭がスペインのMarcel Granollers(55位)に
フルセットの末勝ちました。

センターコート第二試合、第一試合が現地時間の午後3時スタート。
日本時間の午後10時くらいに第一試合が始まるので、
錦織の第二試合はおおよそ12時くらいから始まるであろうと
待っていましたが、そういう時に限って第一試合が長引くもの。
失礼ながら2-0で終わってくれと願っていましたが、
2セット目は白熱したタイブレークとなり、錦織の試合が
始まったのは1時過ぎ、終わったのが午前3時半。
今朝信じられないほど眠く、朦朧としたのは言うまでもありません。

折角ライブでスコア観戦したのだし、書き留めておきます。

第1セット2-2までは辛くもサービスをキープしたものの
その後はブレイクされ続け2-6で第1セットを落とす。
相手のファーストサーブの確率が非常に悪いにもかかわらず
1ポイントも取れないゲームもあり、うーーん、やっぱ体調が
まだ戻っていないのかとも感じられました。
下手したらこのまま調子がでないまま終わるという可能性も
あるかも・・・と少し引き気味に。

第2セット4-4まではお互いサービスキープながら
ブレイクチャンスもあり、第1セットとは全く違い、
ポイントも先行しかなり押している印象。
ここぞというチャンスを逃さないのがさすが錦織、
ここから一気に加速度をつけて行きます。
こういう場面で錦織は魅せるプレーを意識的に使うので、
もしかするとエアKも出てたりするかも、と妄想します。
第9ゲームをブレイクすると第10ゲームはラブゲームキープ。
最終セットに向けて勝ちの流れをがっつり掴んだまま
第2セットを終わるあたりはお見事としか言いようがありません。
こうなるともう負ける気がしません。

第3セット、相手のサービスの最初のポイントをもぎ取ると
あとは坂道を転げ落ちるかのごとく、勢いに乗って3-0。
その後ブレイクバックされるものの終わってみれば6-2。
錦織劇場お決まりの大逆転です。
見てないけれど、第2セット後半から第3セットの会場の
大歓声と拍手が目に見えるようで、またまた錦織の人気が
アップしたに違いありません。

一夜明けた今日はATPのサイトのトップにも写真入りで
記事が載り、眠いながらもご満悦な一日の始まりとなりました。

2回戦は水曜日で、相手は過去最高ランキング12位ながら
怪我などでツアーから離脱していたスロバキアのベテラン
Dominik Hrbaty(396位)。
ランキングは錦織よりもかなり下ながら、1回戦では
スペインのPablo Andujar(96位)を 6-2, 6-1と
あっさり下しており、調子も良さそうです。

個人的には2回戦を突破してクロアチアのMario Ancic(31位)
との一戦が見たいですが・・・膝にテーピングもしていたり
風邪を引いたりしているようなので過剰に期待せず
生暖かく見守りたいと思います。

2008年10月4日土曜日

ジャパンオープンの問題点

2004年から開催されているテニスのAIGジャパンオープン。
ATPツアーの中でもインターナショナルゴールド
という結構上位ランクの国際大会らしい。
今回初めてJTAオンラインに登録して、日曜日の
前夜祭の様子からネット観戦した。

その中で見聞きした情報によると、
お葬式のように静まり返った観客席、国際的にも有名な
悪評価のラインジャッジ、手入れが悪く危ないコート、
自国開催ながらライブはもちろん録画放送もごく一部、
選手が試合に集中できずクレームをつけるほど
観客の悪いマナー(無秩序な移動やフラッシュ)、
などなど文句たらたらなのであった。
それも今年に限った話ではないようだ。

なぜそんなに悪名高い国になってしまったんだろう?
そもそも日本人は一生懸命で相手を気使うおもてなしの
国のはずだし、そんなに酷い状況を放置しておくわけは
ないと思う。

まずAIGオープンのサイトを見てみると主催は日本テニス協会。
日本テニス協会のサイトに行ってみると会長はかの盛田氏。
錦織をIMGアカデミーに送り出した盛田ファンドを創設して
今の彼を全面的にバックアップした人物。
と、ここまでは良かったけれど、組織や事業計画などを
見ていくと、なんとなく見えてくることがあった。

・未来の選手育成には力を入れている。
・国内大会が多くその運営で手いっぱい。
・ジュニア、学生、シニアと競技人口は結構多そう。
・国際審判が足りない。
・国際大会での問題点の認識がない。
・海外との接点がない。

つまり全体的に思考も行動も内向きな体制。
考えてみれば、世界的に有名なプレイヤーがごく少ない
国が世界一流の大会なんて催せるはずもない。
世界最速スピードのサーブなんてジャッジできるはずもない。
・・・けれど、けれどそれを自覚しているのか・・・
一番疑問だったのは、中のどこをみても国際大会を開催する
能力を緊急に上げなければという危機感が感じられないこと。

合わせて観戦するファンの側の問題もありそうだ。
ラインズマンについては国際資格を持った人の数自体が
少なそうだけれど、ジャッジが酷い酷いと言っている人たちが
見かねて自分でその役割りを買って出た、という話は聞かない。

日本人の特性なのかもしれない。
文句を言いながら黙って見ているだけで自分から動こうとせず
人ごとのように自分の国を蔑む。
現状は長年のファンによって作り上げられた敷居の高い
お葬式のような雰囲気と協会の怠惰と新たに参入してきた自己中の
ファンによって成り立っている。

ヨーロッパのようにツアーが気軽に見られたり、テレビ観戦も
容易だったり、という地の利もなく孤立した島国ではどうしても
「自分がするテニス」以上に発展するのは難しいのかもしれない。

今の錦織選手の大活躍と、松岡修造氏の熱い普及活動で
興味を持つ人が増えて、層が厚くなってマナーも知れ渡って
誰もが気軽に楽しめるテニスに変わっていくといいなぁ。
(結局人任せ)

2008年10月2日木曜日

ジャパンオープン3回戦敗退

脱力しています。
終わってしまいました。2-0のストレート負け。
トーナメントを勝ち続けることなんて不可能なのは
わかっていますが、力が抜けました。

錦織のいいところを全然出せないまま終わりました。
ファンとしては勝ち負けはいいとしても消化不良な
試合でもありました。
昨日までの疲れも残っていて身体が思うように動かない
部分もあったかもしれないし。
誰とやっても対等な試合ができる錦織ですが、
今日だけは最初から最後まで勝てそうにない試合でした。
むしろその前のフェレール対鈴木の試合の方が
勝てそうでした(1セット目取ったし)。
試合後のインタビューによると、相手のガスケを
尊敬しすぎていた、とのこと。
あるある、そういうの。
そんな時もあります。

2008年10月1日水曜日

ジャパンオープン1回戦突破

楽しみにしていた錦織の帰国、ジャパンオープンなのに
中山国土交通大臣問題とかアメリカの金融安定化法案などで
台無しです。

昨日のロバート・ケンドリックとの1回戦突破もほとんどの
ニュース番組でもチラッと取り上げただけ。
日本での世界ツアー大会なのにテレビでのライブ放送もない。
(有料放送の番組も一部あるけど)
71年ぶりのグランドスラム4回戦進出選手が出るっていうのに
錦織の1回戦2回戦の放送もないって寂しすぎる。
ネット観戦なので勝ったニュースくらいはテレビの大きい
きれいな画面で見たいのにその願いも潰えました。

おまけに今日は清原の引退試合とか・・・
絶望的です。

テニスはトーナメント方式なので、1回負けてしまうともう
次の試合はない。世界ランキング100位以内の選手ともなれば
実力派世界クラス。いくら錦織が天才と言えどもそうそう
連続で勝ち続けられるものではなく、1試合1試合が勝負。

インターネットのスポーツニュースサイトでも「テニス」の
項目はないからなぁ、厳しいなぁ。