2009年7月5日日曜日

不登校の生徒の所属先

学校に来られなくなった生徒は特別支援学級適応
なのでしょうか。
一時的に避難する場としてはいいかもしれませんが
在籍して卒業までそこにいることは果たして本人の
ためになるのか疑問な生徒がいます。

知的障害もなく発達障害などの診断も受けていません。
支援学級(知的)に移った経緯は色々あって学校に
来られなくなったということですが、現在の生活ぶりや
態度から見ても知的障害も情緒障害もありませんが、
非常に依存的です。

発達障害が小児神経であるなら、その生徒は小児精神の
方面でのフォローが必要そうに見えます。

最近は毎日学校にも来られるようになっていますし、
学習面では支援学級に在籍してある程度の期間が経過して
いるのでその間の遅れはありますが、基本的には
特別な支援は必要ありません。

生活面にやや不安がありますが、当初から見ると
ほぼ回復したと言って良い状況です。

私はこの段階では、ベースは支援学級だとしても
得意な教科などからなるべく元のクラスに
戻す方向で少しづつ動いた方がいいのではないかと
感じています。

その生徒は中学校を卒業したら特別支援学校への道は
ないので、いつも注目を浴び、かまってえもらえる
支援学級の世界から放り出されます。

そこで生きていけるのだろうか・・・答えは否です。
卒業したら、運よくどこかの高校に入っても
あっという間に不登校という道筋が目に見えるようです。

現在の「トップクラスな私」「人の世話をしてあげる私」
でも「何もできない私」が全て通る支援学級で、何の努力も
苦労も経験せずに送り出していいのだろうか、と
疑問を感じずにはいられません。

その生徒は努力しなければならないことは
自分からはやりませんし、掃除などの作業も先生が
見ていなければさぼります。
持ってこいと言われたものも持ってきません。
でも授業中は「別格の生徒」としてリードするような
立場で、頼まれることも度々です。

態度などを叱られても、聞いてはいますが反省も感じられず
他人事のようで右から左へ抜けています。
なぜなら授業中にその評価を晩回できるからです。

最近のその生徒の様子を観察していると、
支援学級にいることがマイナスなのではないかと
感じ始めました。

自分の人生を何だと思っているんだ!

とその生徒に言ってやりたい気持ちに満ち満ちている私ですが
どこからどのように切り込むか思案中です。

※誤解を生む表現があったので一部書き換えました。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

理解されていないようす
大抵、怠けているととられてしまう
こういった子供と一生つきあっていく身内にとってはそんな言い方をされたくはないです。

一定時間しか寄り添うことのない教員にそこまでいわれるとこども達は行く場が無くなって当たり前なのかもしれません

受け入れられない気持ち考えて欲しいです。

もじもじ さんのコメント...

コメントありがとうございます。
気がつかず返信が遅くなりました。改めて投稿として返信をしたいと思います。