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今私が求めていることがしっかり書いてありました。
今対応に困っている「キレる」子がいる学校の必読書だと思います。
「怒り」をどうコントロールするか、これが今私にとって一番の関心事です。
子どもたちにも「怒りはきちんと言葉にして表現しなくてはいけない」
と言葉にして伝えても、もうひとつ上滑りしてしまっている感があったのですが
この本を読んで、そのモヤモヤが綺麗に晴れました。
まずは「ネガティブな感情の社会化」という言葉だけでも納得です。
良い子であることだけを求められ、本人の中ににネガティブな感情が
閉じ込められる環境にあると、子ども自身の認知と身体が解離してしまう、
ということも大きく頷いてしまいました。
家ではいい子なのに学校に来て暴れて暴言を吐く、などというパターンは
まさにこの通りです。
本を読んで納得したからと言って、すぐに改善するほど簡単でもない
とは思いますが、具体的な支援の仕方のロールプレイや
親への対応の仕方、クラスでの当該児童以外の子どもへの対応の仕方など、
大変参考になりました。
支援対象の子どもの問題行動に周りの子どもたちは辟易していたり、
多大なる迷惑を被っていたりするわけで、その子どもたちの言い分も
ある意味正当なものであったりします。
そんな中で、担任と周りの子どもたちが支援する側、となるのを避ける、
というのも確かに・・・と納得です。
さらに、支援対象への批判は聞くだけにとどめ、
周りが頑張って気を使った部分を取り上げて感謝するなどの
具体的なポイントもわかりやすく、明日からでも心掛けようと思える
ものでした。
「怒り」の問題は難しいですが、この本は非常に参考になりました。
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