2009年3月19日木曜日

中学校の特別支援学級

中学校における特別支援学級について考えています。

教育ブログ村の中で、通級教室に通っている子どもは
不登校のケースが結構ある、という記述を見ました。
私はこれ凄くよくわかる気がします。
通級教室は、その子にとって「他と比べて自分が劣っている」
と感じてしまう要因がないからだと思います。
その場で、自分が普通であるという安心感があるから
なんじゃないかと思います。

知識も経験も浅く勉強不足な私ですが、現場を見て
中学校における特別支援学級は大変難しいと感じました。
知能指数50~60台だと、身辺自立はできているし、
学力的に遅れてはいても、一般的な理解力はある場合が
多いのではないかと思います。
学校に評価というものがある限り、特別支援学級の生徒たちは
どうしても「自分たちは遅れている」と感じざるを得ません。

また、総合的な活動や技術や家庭科、音楽などの教科で
普通クラスに戻れば、自意識過剰な中学生の時期に、
慣れ親しんだ場所ではない、よそ者的な立場で授業に
参加することは、下手をすると学力面での差が目に見える形で、
皆の前に置かれるようなものなのではないかと思います。

学力面での差が全ての価値ではない、と私自身も
感じていますが、やはり学校という場においては
重要なファクターであると感じます。
学力が足りないと対人関係にもトラブルが起きやすいように思います。

もちろんこの時期の仲間、同年代の友達は非常に大切だし
孤立させることには何の価値もないとは思いますが、
中学校という、学力の差も著しい思春期の生徒たちに
劣等感を抱かせずに、生き生きした支援をするというのは
一体どうしたらいいのか、悩みが尽きません。

やっぱり学力の支援が一番大切な気もします。
笑いやお楽しみも外せないし、皆の中で自己肯定感を
育むのがポイントなのか・・・

どこか目標となるような取り組みをしているところは
ないかなぁと探しているところです。

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