2009年6月20日土曜日

支援員の憂鬱

支援員は学校の職員ではありません。
ですから学校の組織の中に入れてもらえることはありません。

前任校では朝の職員会議から参加する日もあったので
学校全体の動きも若干感じられましたが、現在の学校では
1時間目が始まる時間ジャストから勤務開始なので
学校全体の方向性など全く見えませんし、職員室で
過ごすこともほとんどありません(二人で一つの机を
いただいています)。

先生方との接点も少なく、普通クラスで支援対象の生徒が
学校に来ているかどうかもわかりませんので、毎日
その子の靴箱を確認するのが日課になっています。
靴がない場合は、担任の先生に欠席か遅刻か確認します。
先生方の状況や授業の振り替えなどもわからないことが多く
注意していないと生徒と一緒になって路頭に迷ってしまいます。

職員会議はもちろんのこと、特別支援関連の会議にも
数には入れてもらえません。
会議は日々支援員が関わっている生徒2名も議題となって
いて、その資料も作成されています。
でも他の一般生徒も取り上げられていることもあってか
我々は資料ももらえません。

その資料を見せてもらうと、現状と今後の目標などが個々に
書いてあり、我々にとっても大いに関わりのあることですが
そこに我々の入る余地はありません。

学校全体で困り切っている一番問題が多発する時間帯に
指示もなく、支援員だけをポンと現場に放り込みながら、
どうしていくのかという話し合いには参加させずで
単なる捨て駒のように感じられ、改めて虚しいモードに
入っている今日この頃です。

こうしてくれ、という方向性も指示もなければ、
我々から見てこうだから、こうした方がいいのでは?
などの提案も求められていない、言うなれば
往来のない孤立した立場のように感じます。

部外者なんですねぇ、支援員はやはり・・・
わかってはいるもののテンションが下がります。

じゃあ会議の後、方向性が決まって何らかの指示が
あるのかと思えば、(おそらくですが)そうでもなく
単に上層部に報告することが目的のような会議に
なるのではないかと思いますが、同じ問題に
向かっている者として仲間に入れてくれませんか?と
言ってみたい衝動にかられる非力な支援員なのでした。

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