2009年6月18日木曜日

意見が食い違う時

先生にもタメ語で話す生徒への対応をずっと
考えていましたが、最近私なりに考えがまとまってきました。

先生と(大人と)タメ口ということと、友人関係が
結べない、ということに関係があるのではないか、
と思い当りました。

鶏と卵ではないですが、大人と対等なつもりでいるから
友人関係も同じように接してはじかれる、のか
友人関係がうまくいかないから大人との対等な関係に
走ってしまうのか、それとも全然関係ないのか・・・

どちらなのかわかりませんが、いずれにせよ
大人と付き合うにも友達と付き合うにもマイナスにしか
ならないのでタメ口はいちいち指摘するようにしています。
(全てタメ語なので全部に反応するのは結構大変)

次に気が付いたのが、友達への言葉かけ。
この生徒は偉そうな態度が常なので、自分がわかって
いる事は、クラスメイトにもまるで小さい子を
諭すような口調で「○○しようねぇ」とか
「○○しないといけないよ」などと言ったりします。
必要以上に上から目線で、反感を買うことも多いので
これをやめさせるようにしようと画策中でした。

①クラスメイトに対して、本人が困っている時でない限り
ああしろこうしろと指示しない。
②クラスメイトが間違ったことをしたり、だらけていても
注意するのは先生。

という方向で話をしようとしていたところ、先生が
真逆のことをおっしゃっていました。
仲間同士で良い答えを教えてあげる、というのは
とても良いことだと、間違ったことを注意してあげるのは
良いことだということです。

う~ん、そうかそこの考え方が違う~、と気付きました。
クラスの中でミスを指摘し合う姿はあまり美しくないし
変な力関係ができてきて、あまりいい雰囲気ではない
ように感じます。
私的には、そのタメ口の生徒には①②の考えは
伝えたいことでもあったし、横の対等な関係を築くのに
重要だと思っていただけに、ちょっと
戸惑っています。

人が10人いれば10通りの考え方があるんですねぇ。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

2 件のコメント:

ナカムラ さんのコメント...

一ヶ月くらい前からこちらの日記を時々読ませていただいてました。

言葉遣い。
私は小学校で支援員の経験があるのですが、「先生はどうして敬語を使うの?大人なんだから子ども相手なんだから敬語なんか使わなくてもいいのに」と小4女子から私は尋ねられました。
言われるまで気づきませんでしたが、私は子どもには敬語というか丁寧語を使っています。
特に「気がかりな子」(課題を抱えている子、問題行動を起こす子)には丁寧にするように意識します。
「てめぇ、誰だよ?」と1年生男子に言われた時は衝撃でした。彼は床にテレビを見るような姿勢でくつろいでいました。(授業中ではありませんでしたが)
休み時間や給食時間は多少崩します。
その学級には海外出身の子がいて、日常会話は日本語で大部分通じますが、悪い言葉も学習されています。それは子どもの脳とはなんて柔軟なんだ…と感心も正直してしまうくらいなのですが、環境の大人としては少しでも整えてやりたいと思うわけで。
日本人であっても言葉が乱れがちな、また、コミュニケーションに課題を抱えている子には言葉の持つ重みとか役割みたいなのを伝えたいと思うのです。
小4の女子には、海外から来た子にキレイな日本語を知って欲しいからと答えました。納得していました。そして、その女子は海外から来た子に、ミニ先生のような役割で教えてあげている姿を見るようになりました。
その女子は将来、教師になりたいと言っていました。

もじもじ さんのコメント...

はじめまして、ナカムラさん。
コメントありがとうございます。いい話ですね。

言葉使いって、そうですよね。まずはその子が置かれている環境で変わりますよね。
周りがきれいな言葉を使っていれば、きれいな言葉を使うようになるし、逆の場合はそれなりの言葉を使うようになりますよね。

私の見ている女の子も、家で兄弟が使う乱暴な言葉をそのまま覚えています。自分の事すら「オレ」です。
環境は大きいです。

敬語が使えない、と書いた生徒に理由を聞いてみたら「敬語を使うと言葉が出てこない」ということでした。
でも自覚はあるようで目標に「敬語で話す事」と挙げていて、直そうという気持ちはあるんだ、と安心しました。

私が見ていて感じるのは、生徒の中にも2つに分かれていて、生徒と先生の立場の違いを理解している生徒と、先生と自分との境目がわからない生徒です。

見本を見せる意味でも、敬語で話しかけるというのもやってみましたが、ほとんど改善せずでやめてしまいました。

でも大人の毅然とした態度と信念は伝わるものですね。
私も頑張ります。