2008年12月4日木曜日

対象生徒の概要を聞いた

私が担当となる生徒の概要を聞いた。
その話を聞く限りでは、素人の私が一人ついたところで
どうなるものでもないのではないかという印象。
しばらくそのクラスを見学させてもらったけれど、
私の担当の生徒は不在なのに、他の生徒が暴れ出し
手がつけられなくなった。
少なくとももう一人専属の支援員が必要なんじゃないかと、、、
っていうか何人人がいてもどうしようもない、どこから
手をつけたらいいものやら途方に暮れてしまうという感じ。

人がつけば、学校の一場面で少しは落ち着くかもしれない
けれど、根本的なところがあまりにも不安定で心もとない。
そりゃ投げやりにもなるよな、と思ってしまう。
どうしたらいいんだろう?大丈夫だろうか?

本当に私は無力だ。
大変な状況にあるのは一目瞭然。
高校では「教育困難校」というくくりがあるけれど、
中学校では問題にもされていない。
生活保護や片親家庭が、学校全体の中でも一般の地域以上の割り合いを
占めており、学力も断トツに低い。
この子たちは中学校を出たら行くところがあるんだろうか。
運よく高校に行けたとしてもその後は?
特別支援が必要な子が18歳になったからと言って突然自立して
お給料をもらって一人暮らし、なんてできるはずもない。

こんな世界が身近にあったということ自体が衝撃だった。
あまりに私の周りやテレビの中とはかけ離れている。
私ができることなんてあるんだろうか。。。

私ができることといったら、周りで心を痛めることくらい。
本当に胸が痛んだ。
あの子たちには幸せになってほしい。
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