2008年12月9日火曜日

資料入手

特別支援教育について勉強しようとネットで色々な人たちの
書いていることを読んでいる。
その中で、見た資料を取り寄せた。

①小児科臨床61巻12号 特集「最近注目されている発達障害」
日本小児医事出版社 4620円(383P) 2008.12

②「ビジュアル版 LD、ADHD、高機能自閉症等の発達障害向けの
教材・教具の実証研究報告書」
全国LD親の会 1000円(106P)2008.6

③「総合版 LD等発達障害のある高校生の実態調査報告書」
全国LD親の会 1200円(143P)2008.6

①は鳥取大学の井上雅彦先生のWeb講座を受講していた関係で
ブログも拝見していたら、ちょうど紹介されていたので購入。
高かった(痛い)けれど、なかなかない専門書なので頑張りました。

②③もネットサーフィン中に見つけたもの。
私自身の子どもも発達障害の傾向があるので、高校生に
なった時にどういう問題が出てくるのか当事者の声を聞きたかったのと
具体的な教材など支援員として役立つものを参考にしたかったから。

こういう情報がどんどんまとまってデータベース化したら
いいのにと思う。
各地で特別支援教育に熱心に取り組んでいる人たちも多い
だろうけれど、それぞれがばらばらに頑張っていて、
なかなか集約されない。
この全国LD親の会にしても、全国の発達障害のほんの一部に過ぎない
だろうし、このアンケートに答えている人はさらにその中の一握り
だろうと思う。

①は一部読んだだけなので一概には言えないが、
全体的に親子への支援が中心。
内容はとても興味深くじっくり読みたい1冊。

内容とは別な部分で私が引っ掛かった点がひとつ。
親が子どもを病院に連れてきていることが前提なのだ。
発達障害に関しては家庭の中で親が変わることが大切だし、
親への支援が最も近道であることに間違いはない。
よく考えてみたら、この本は小児臨床という医者向けの専門書
なのだから、当たり前と言えば当たり前だ。

言い換えると、どんなに問題がある子でも病院に連れてこられない
限り(お金を支払わない限り)手厚い支援は受けられない、ということ。
早期発見が大切というけれど、現状では早期発見できるか
できないかは経済力と知識に左右されているように感じる。

そして、病院には現れなくても、学校にはそういう子もいるのだ。

今私が欲しいものは、学校で誰もができる支援や技術。
苦手な分野への取り組ませ方などこういう時にはどうしたらいいか、
という具体的な方策など。
もちろん子どもは千差万別で決まり切ったマニュアルで
解決するわけもないが、アスペルガーやADHAなどひと括りで
診断名がつくのなら、それに対応する対策も大雑把に概要くらいは
あってもよいのではないかと思う。

親が変わる、親ががんばる、という「やる気」ではなく
目の前の具体的な対応策を学びたい。
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