2009年6月23日火曜日

疲弊する学校

疲れ切った私の目のせいか、中学校という現場は
非常に疲れて擦り減っているように映ります。

何年か前から明らかに生徒の質が変わった、と
先生方はおっしゃいます。
幼くなった、自主性がなくなった、自己中な子どもが
増えた、などなど。
過去の輝かしい実績があった頃と比べ行事なども
酷くなった、と嘆いています。

今の中学生は確かに問題を抱える生徒も増えて
いるのではないかと思います。
実際、実技系の授業では散らかる汚れるが
酷く、これじゃ先生も授業後大変なわけだと
問題の一端を垣間見た気がします。
生徒やその親の問題もあるのでしょうが、
微妙に先生方の問題もあるように感じます。

綺麗事と現実のギャップというか
世の中の空気感の変化に鈍感というか・・・
地域性なのか、この辺りは力で押さえつける
昔ながらの指導も容認という雰囲気ですし、
その弊害については無関心です。

色んな事に追い回されて、真面目な先生方は
一生懸命にやっていますが、なかなか結果は出ず
認めてくれる人もおらず、熱く教育を語る人も見当たらず
疲弊しているように感じます。
前任校でもいましたが、大丈夫かなと思う先生もいて
ちょっと心配です。

最近学校で先生方が怒りまくっています。
あちらこちらで生徒が怒鳴られて(叱られているようには
見えない)います。
事情を知らずに見かけるだけですが、心がざわつきます。

先生方のイライラがそうさせているようにも見えます。
原因があるんでしょうが、やめてくれ~と叫びたい
気持ちで一杯です。
ストレスはやっぱり弱者に向かう、と感じてしまいます。

せめて人目につくところではなく、2人だけで話せる場に
行って叱ってやってくれと思います。
人前で怒鳴りつけられる生徒の気持ちを考えると
心が痛みます。

個人的に怒鳴り声が非常に苦手です。

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2 件のコメント:

スキップ さんのコメント...

もじらさん、こんにちは。
ストレートに我が事として受け止めています。「怒鳴る≒○年前の私」、「認識、経験不足≒我が子とその学年」@小学校…。職場でのある1年は本当に「あれ?」と感じる戸惑いで精一杯(個人的に感じている事です)で、対応したい子は学年で10人以上、流される子もいまして…。支援員といえどもココロが折れました。。
直接、起因していなかった子には申し訳ないと悔やんでいました。

もじらさんの読んでいらっしゃった本も複数読みあさっていた時期があります。

特支の仕事は伝える(教える)原点でもあり、違う角度から考えられ、勉強になります。別の意味で混乱もしてますが。。

疲弊ぎみのもじらさんへ。今日思いついた一句を@図書室。
…ジュブナイル 空想力が追いつけず

…ビジュアルが 想像力を そぎおとす

お粗末様でした。

もじもじ さんのコメント...

スキップさん、こんにちは。
もう痛みに近い気持ちのところへコメント頂き、感謝いたします。

支援員(というか私?)は全体を見ているわけではないし、生徒側に立った視点に近いので先生方には納得できない点も多々あろうかと思いますが、先生方や学校が変わらないと生徒は変わらないんじゃないかと感じます。

>支援員といえどもココロが折れました。

支援員だからこそ折れちゃいますよね、両方の気持ちがわかったりして・・・

私も「混乱している」っていうのが一番近いのかもしれません。

一句元気出ました。う~ん座布団3枚!面白いです。
ジュブナイルって言葉から調べちゃいましたよ。確かに最近想像力って使ってないです。映像が氾濫してるしそのインパクトが大きいから、わかったような気になってしまっています。