2009年2月14日土曜日

全体的に形が整った感じ

私が支援員として入ってから実質二か月ほど過ぎ、
私自身も子どもたちも慣れてきたせいか、形が整ってきました。

やむを得ない事情もあるので、遅刻は多いものの欠席も減り、
おおよそ1時間目には登校でき、先生方の指示も割とよく通り、
親学級での授業も参加できることが多くなりました。
言葉使いも問題視するレベルではなく、何より学習への取り組む
姿勢が前向きで、私としては内心万々歳です。
現在もちょっとした服装の違反や持ち物の違反もあったり、
先生方から見たらまだまだ満足は行かない点も多々あると思いますが、
私としては、その子の気持ちが安定していて、話ができる関係が
保たれていることが一番のように思います。

担任との関係も私が期待するような方向へは向きそうにもありませんが
それなりに確立されつつあります。
もう少し一緒に関わっていくという態度が欲しいなぁと思いますが、
このスタンスは変わりそうにもないので、ある意味自分の考えで
自分の城を築かなければいけないんだろうと思います。

私の今月の給料は税引き後4万円ほどです。
私自身は全く自信も実力もなく、何もできない無力感で一杯になることも多々
ありますが、私に対する対価と現状を鑑みて費用対効果で考えれば、
私の働きは十分だろうと思えないこともありません。

今度の4月から入る予定の学校での状況を聞いてみると、
支援員要請の対象生徒の人数が複数人とのことです。
内容を聞いて感じるのは、現在の学校と同様先生方が非常に困っていること。
先生方でも対応に苦慮してどうにもこうにも・・・という状況が見て取れます。
プロの先生方でも苦慮している状況に素人が入っても無理じゃないか、と
またまた思っております。

現状「中学校で支援員の要請がある状況」というのは、身体的な補助の
ケースを除けば、ほぼ「大変で手に負えない生徒及び保護者」
がかなりの割合を占めるのではないかと想像します。
また、先生方のプライドもあり、まだ事態がそれほど悪くない時期に
ヘルプが出せない風土もありそうで、非常に困難な状態になってから
支援員が入ることになることも少なくないのではないかとも思います。
また要請数は多く出ているようですが、実際に配置されるのはごく
一部で倍率もかなり高く、本来ここで人手があれば、という状況では
落選となってしまっているようです。

少子化少子化と言われているのに、特別支援の必要性だけは高まり
地元の特別支援学校もどこもかしこも定員以上にぎゅうぎゅうです。
色んな面で根本的な見直しが必要なのだろうと察せられます。
まだ数カ月しかたっていませんが、現場で汗水たらして奔走している
先生方の大変さが少しばかり垣間見えました。

来年度も支援員としては厳しい環境を覚悟しておいた方がよさそうです。

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