2009年2月14日土曜日

NHKの不登校の番組

たまたまNHKで不登校について考える番組をやっていたので
興味を持ち何となく見ていました。
その通りなんだろうなぁと思いながら何か腑に落ちないまま
終わってしまいました。
もちろん深く掘り下げることが目的ではなく現実を知るという
入門編だったのだろうと思いますが、腑に落ちない理由がわかりました。

紹介されていたのは個人の気持ちのつまずきにある場合と、
あと一番大きい要因が母親の過干渉という取り上げ方をされていたからです。
不登校から子どもを学校に復帰させるのは母親を変えることが
一番の近道であることはその通りかもしれません。
ただ、不登校の原因が母親である、というのはちょっと違うんじゃないかと
ひっかかります。
逆算して問題を解決するには母親との関わり方で良い方向を向く、
ということはあると思いますが、それが母親の関わり方が悪かったのか
と言われると、違和感を感じます。

なぜ家庭内のことなのに父親との関わりが全く出てこないのか?
家庭内で母親の力が大きすぎるということはイコール家庭内で父親が
存在感がない、自分の土俵として主体的にかかわっていないということ。
父親はなぜ問題にならないのか、母親の関わり方のみを取り上げるのは
車の両輪のうち一方だけを取り上げているように思えてなりません。

今全国で不登校の小中学生は13万人いるとのことですが、
全て母親が悪いと言われているようで、しこりの残る番組でした。

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