2009年5月17日日曜日

私の弱点

私の弱点は近づきすぎることです。
必要以上に相手の気持ちに入り込んでしまいます。
四六時中そのことが頭から離れず、他のことが
おろそかになってしまいます。

特に今見ているような問題児だったりすると
その子の置かれている立場に立った気持ちになって
居たたまれなくなってしまい、何とか力になりたい、
と肩に力が入ってしまいます。

中学校という義務教育の中で勉強に付いていけず、
クラスでは友達もほとんどおらず、唯一自分を
出すとトラブルになり押えられ叱られ、家でも
殴られている子どもの気持ちになってみると
非常に心が痛んでしまいます。

気をつけないと、こういう痛んだ心を引きずったまま
になってしまいます。
このブログに色々書くことでクールダウンしている
という面もあります。

その子と一緒に過ごす時間は、非常に緊張して
場面場面を観察し、その子の考えていることを
推察しています。そしてトラブルになりそうな時は
現在の状況を相手と本人に通訳(!)するように
しています。
その子ときちんと話をするには通訳が必要です。
その子は相手に伝えなければならない必要なところは
ほとんどしゃべらず、怒りが沸点を超えるととたんに
けんか腰で話し出します。

先日は「腹が立ったんでしょ、殴れば?」
「殴りなさいよ、それが普通でしょ!」と言いました。
その子は腹が立ったら相手を殴るのが普通だと思っています。
否、怒った相手は自分を殴るはずだと思っている、
と言った方が近いかもしれません。
そういうところから具体的に教える必要がありそうです。

先生方にも私の考えを伝えようとしていますが、
なかなか機会もなく、ついその子側に寄り添った形に
なってしまいます。

私はその子のために何かしようとしている先生を
探しているんだと思います。
誰もそんなことを望んでいない気がしてしまって、
虚しくなってしまうこともあります。
我々は対象が数人ですが、先生方は何十人何百人ですから
無理もない話ですが、そんな中でも諦めずに
私だけではないはずだと言い聞かせてその子に働きかけて
行こうと思います。

その際に感情移入しすぎないように気をつけないと
墓穴を掘ってしまいそうなので、戒めておきます。

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2 件のコメント:

Mizuho さんのコメント...

おはようございます。Mizuhoです。
私も生徒に感情移入してしまうタイプで
時々それが元でコントロール不能になったります。
なので、出来るだけ第三者的に見る自分を意識的に作るようにしています。

弱点はうまくすれば強みに変わると思います。その子のことだけを考えるというのは他の先生に、出来ないことですものね。
うまくコントロールして、活かして行きたいですね!今日も頑張りましょう(^^)

もじもじ さんのコメント...

Mizuhoさん、こんばんは。
嬉しいです、感情移入仲間が見つかって。
コントロール不能、わかります。
そうですよね、弱点は強みの裏返し!
今日はいまいち力が入らない一日でしたが、
焦らずぼちぼちいきます。
頑張りましょう!